1. なぜOTは近場求人が少ないのか?
地方の医療機関・福祉施設はOT採用が限定的 都市部に比べて慢性的に人手不足 新卒重点採用で中途募集が出にくい
結果、同県内・近隣県内で頻繁に求人を探しても、応募枠がほとんどないケースが多いです。
2. 「広域求職活動費」とは?
ハローワークの紹介で、居住地を管轄するハローワーク以外の求人事業所(※200km以上離れた地域)へ応募・面接した場合に、交通費や宿泊費が支給される制度です。
対象:雇用保険受給資格者(失業保険の受給手続中) 支給範囲:鉄道賃、船賃、航空賃、車賃、宿泊費などの相当額 距離要件:管轄ハローワークから訪問先ハローワークへの往復距離が200km以上
3. 受給の主な要件
ハローワークの紹介による求人応募 往復距離200km以上(公共交通機関計算) 求職活動として面接等を実施 失業保険の待期(または給付制限)期間経過後 応募先は1年以上の雇用見込みがあること
4. 申請手続きの流れ
ハローワークで「広域求職活動指示書」を取得 遠方の求人事業所を訪問し面接 「広域求職活動面接等訪問証明書」に訪問実績を証明 面接終了日の翌日から10日以内に、以下を提出 広域求職活動費支給申請書 広域求職活動指示書 広域求職活動面接等訪問証明書 雇用保険受給資格者証
5. OT向け活用のポイント
面接はまとめて複数企業で実施 → 一度の遠征で面接数を増やし、効率的に利用 宿泊費は上限を確認して手配 → ビジネスホテルやウィークリーマンションの割引活用 遠方の求人情報はオンラインでもチェック → 事前に業務内容や設備(小児、訪問リハなど)を把握 履歴書・職務経歴書は郵送ではなく対面応募を優先 → 直接足を運ぶことで印象アップ、助成対象に
6. まとめ
作業療法士の求人は地域差が大きく、近隣で見つからないことも珍しくありません。
そんなときこそ、ハローワークの「広域求職活動費」を活用し、遠方求人にトライしましょう。
交通費・宿泊費の心配を減らして、キャリアの幅を広げるチャンスです。
まずは最寄りのハローワークで相談し、遠隔での面接計画を立ててみてください!