はじめに:知識だけじゃ、体は動かん。
医療・福祉の現場では、日々たくさんの勉強会が開かれています。転倒予防、拘縮予防、ポジショニング、認知症対応……どれもすごく大事な知識です。
でも、現場で働いてると、ふと思うことがあるんです。
**「それより先に、自分の身体を鍛えた方がいい場面、めっちゃ多くない?」**って。
現場では“動けるスタッフ”が最強
移乗介助、ポジショニング、歩行介助——どれも知識とテクニックがあって初めて成り立つケアです。
けど実際に現場で困るのは、急に患者さんの体が崩れてきたとき。
思ってたより重くて、支えきれなかったとき。
このとき必要なのは、瞬発力と体幹、そして下半身の安定感。
つまり、筋力と体力。

「テクニックだけでなんとかなる」なんてことは、現場ではそうそうないんです。
腰痛になるスタッフ、意外と“運動不足”
医療福祉業界って、腰痛の職業病って言われるくらい、腰を痛める人が多いですよね。
でもよく見てると、腰をやっちゃう人って、そもそも普段から運動不足な人も多いんですよ。
・ストレッチ全然してない
・筋トレなんて学生以来してない
・仕事終わったらぐったりで何もしない
そりゃ腰も壊れるわ…って思っちゃうことも正直あります。
だから、勉強会と同じくらい“筋トレ会”をやってもいいと思う
知識はもちろん大事。でも、それを活かす“体”がボロボロじゃ意味がない。
現場の事故予防にも、自分の健康にも、筋トレって実はめちゃくちゃコスパいい自己投資なんです。
体幹を鍛えるだけでも、踏ん張りが効くようになるし、腰への負担も減る。
ストレッチを日課にすれば、疲労の蓄積も和らぐ。
**勉強会もいいけど、「月イチ筋トレ会」くらいやってもいいんじゃない?**って本気で思ってます。
おわりに:自分の体を整えることも、立派な“仕事の準備”
利用者さんを支えるには、自分の体が一番の道具です。
どれだけテクニックを学んでも、その道具が壊れてたら、活かせません。
だからこそ、勉強会のスライドを見る前に、まずストレッチと筋トレから。
自分の身体を整えることも、仕事の一部として当たり前にしていけたら。
そんな現場がもっと増えたら、きっと働く人も、支えられる人も幸せになれるんじゃないかなと思ってます。