~脳が壊れるメカニズムを図解で解説~
かつて「秒速で1億稼ぐ男」として時代の寵児となった与沢翼さん。
そんな彼が薬物依存を告白したニュースは、多くの人に衝撃を与えました。
なぜ成功者である彼が覚醒剤に手を出してしまったのか?
そして、覚醒剤は脳にどんな破壊的な影響を与えるのか?
作業療法士の視点から、図解を交えながらわかりやすく解説します。
【図解】覚醒剤が脳を壊す流れ
📈 成功 → 📉 ストレス・虚無感 → 💉 覚醒剤 → 🧠 脳破壊 → 🫥 依存地獄
簡単に流れをまとめるとこうなります。
- 成功する
(莫大なお金、地位、名声を手に入れる) - 慢性的なストレスと空虚感
(もう普通のことでは満たされない) - 覚醒剤に手を出す
(万能感・多幸感を即座に得る) - 脳が破壊される
(ドーパミン異常、前頭葉の機能低下) - 依存症に陥る
(覚醒剤なしでは生きられない状態)

【ポイント①】ドーパミン異常で「普通」が物足りなくなる
図:ドーパミンの動き
🌟正常
→ ご飯がおいしい → ドーパミン少量分泌 → 幸せを感じる
💉覚醒剤使用後
→ 覚醒剤注射 → ドーパミン超大量分泌 → 異常な幸福感
→ 普通のこと(仕事、家族、趣味)ではもう快感を感じない

【ポイント②】前頭葉破壊で「理性が効かない」
図:前頭葉ダメージイメージ
🧠正常な前頭葉
→ 今日は頑張ろう、やめとこう、と理性が働く
🧠覚醒剤でダメージを受けた前頭葉
→ 衝動的、短絡的な行動が増える
→ 社会的信用や人間関係を一気に壊してしまう
【与沢翼と覚醒剤】なぜ彼も陥ったのか?
与沢翼さんのような超・成功者は、
- 強烈なストレス
- 常人には理解できないプレッシャー
- 飽和した刺激欲求(普通のことじゃ満たされない)
こうした条件が揃っていました。
そこに、
「一発で気持ちよくなれる覚醒剤」という誘惑が現れると、
どんなに理性がある人でも、脳の仕組み上、抗うのは非常に難しいのです。
【まとめ】覚醒剤は「脳を内部から破壊する兵器」
与沢翼さんのニュースは、単なるゴシップではありません。
覚醒剤の恐ろしさ、そして一度使えば誰でも依存症になる可能性があることを示しています。
作業療法士として大切にしていることは、
「覚醒剤は意志の弱さではなく、脳の病気である」という理解です。
だからこそ、
責めるのではなく、
科学的な知識と支援が必要なのです。

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