
インデックス投資を始めるにあたって、どのファンドを選べばよいか悩む方は多いでしょう。
近年は低コストで優れたインデックスファンドが数多く登場しており、初心者にとっても非常に始めやすい環境が整っています。
今回は、初心者向けにおすすめのインデックスファンドを、わかりやすくご紹介します。
1. インデックスファンドを選ぶポイント
まずインデックスファンドを選ぶ際に重視すべきポイントは、以下の3つです。
信託報酬(管理コスト)が低いこと 連動する指数が信頼できること(例:S&P500、TOPIXなど) 資産規模が大きく、純資産総額が安定していること
これらのポイントを満たしているファンドは、長期的に安心して保有することができます。
特にコストは、長期運用ではリターンに大きな影響を与えるため、必ずチェックしましょう。
2. 初心者におすすめのインデックスファンド
(1)eMAXIS Slimシリーズ
eMAXIS Slimシリーズは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する非常に人気の高いインデックスファンドシリーズです。
特徴は、業界最安水準の信託報酬を常に目指している点にあります。
例えば、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、アメリカの主要500社に幅広く投資できる優れた商品です。
世界経済を牽引する米国市場の成長を取り込みたい人にぴったりです。
(2)楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
楽天・全米株式インデックス・ファンド、通称「楽天VTI」は、米国株式市場のほぼすべてをカバーするVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)に連動する投資信託です。
これ一本で米国市場の大型株から小型株まで広く分散投資できるため、アメリカの成長力を幅広く享受したい方におすすめです。
(3)SBI・Vシリーズ
SBI証券が提供するSBI・Vシリーズも人気急上昇中です。
特に「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は、低コストでS&P500に投資できる点が大きな魅力です。
長期積立に向いており、つみたてNISAやiDeCoの対象商品にもなっています。
3. まとめ
初心者がインデックスファンドを選ぶ際は、「信託報酬の安さ」「連動する指数の安定性」「資産規模の大きさ」に注目するとよいでしょう。
今回ご紹介したファンドはいずれも高い評価を受けており、長期的な資産形成に適しています。
まずは少額からコツコツ積立投資を始め、時間と市場の成長を味方につけながら資産を育てていきましょう。
次回【第37回】では、「つみたてNISAを活用した資産形成」について詳しく解説していきます。
引き続き、よろしくお願い申し上げます!