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【第35回】インデックス投資とアクティブ投資の違いとは?

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資産運用の世界では、「インデックス投資」と「アクティブ投資」という2つの大きな運用方針があります。

初心者にとってはこの違いがわかりにくく感じられるかもしれませんが、両者を理解することで自分に合った投資スタイルを選びやすくなります。

今回は、このインデックス投資とアクティブ投資の違いについて、わかりやすくご紹介します。

1. インデックス投資とは?

インデックス投資とは、日経平均株価やS&P500など、特定の株価指数(インデックス)に連動する運用を目指す投資方法です。

たとえば、S&P500に連動するインデックスファンドを購入すると、アメリカの主要500社にまるごと投資するのと同じ効果が得られます。

インデックス投資の最大の特徴は、運用コストが低く、長期的に市場全体の成長に乗ることができる点にあります。

個別銘柄を選んだり、相場を予想して売買したりする必要がないため、初心者でも始めやすい運用スタイルです。

2. アクティブ投資とは?

アクティブ投資とは、市場平均を上回るリターンを目指して運用する方法です。

ファンドマネージャーが独自に銘柄を選定したり、経済動向や企業分析に基づいて売買を行ったりして、より高い収益を目指します。

アクティブ運用の魅力は、成功すればインデックスを超えるリターンを得られる可能性がある点です。

ただし、手間がかかる分、運用コストが高くなりやすく、必ずしも市場平均を上回るとは限らないというリスクもあります。

3. インデックス投資とアクティブ投資の違い

インデックス投資は、市場全体の成長を着実に取り込みたい人向きです。運用にかかるコストも抑えられており、長期間じっくりと資産を育てるスタイルに適しています。

特に、毎月積み立てを行いながら時間を味方につける長期投資では、インデックス投資のシンプルさと低コストが大きな強みになります。

一方、アクティブ投資は、短期間で高いリターンを狙いたい人や、市場平均以上の成果を目指してチャレンジしたい人に向いています。

ただし、成功するかどうかは運用者の腕次第であり、運用手数料も高くなりがちなため、選ぶ際には慎重さが求められます。

4. 初心者にはどちらがおすすめか?

これから投資を始める初心者には、インデックス投資がおすすめです。

理由は、リスクを分散でき、低コストで運用できるため、失敗しにくいからです。

さらに、積立投資と組み合わせることで、価格変動のリスクを時間分散しながら緩やかに資産形成を進めることができます。

アクティブ投資も魅力的ですが、投資経験が浅いうちは値動きに振り回されたり、高コストの負担が大きく感じられたりすることがあるため、まずはインデックス投資で基礎を固めるのが堅実です。

5. まとめ

インデックス投資とアクティブ投資は、それぞれ特徴が異なります。

どちらが良い・悪いというものではなく、自分の目的やリスク許容度に合わせて選ぶことが大切です。

初心者はまずインデックス投資で投資に慣れ、その後、資金や経験に余裕が出てきた段階でアクティブ運用にも挑戦してみるという流れが理想的です。

次回【第36回】では、インデックス投資を実践する際に活用できる「おすすめファンド」についてご紹介していきます。

引き続き、よろしくお願い申し上げます!

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