
株式投資には「良いこと」も「リスク」もある
第1回では、株式の仕組みと歴史を学びました。
では実際に、株式投資を始めると、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
初心者にもわかりやすく整理していきましょう!
株式投資の3つのメリット
1. 配当金がもらえる
会社が利益を出すと、株主に配当金という形でお金を分けてくれることがあります。
たとえば、トヨタや三菱商事のような企業は、毎年安定した配当を出していることで知られています。
ポイント:
銀行預金の金利より高い利回りも期待できる 保有しているだけで「お金が入る」仕組み
2. 株主優待がもらえる
日本企業には、株主への「お礼」として株主優待を実施しているところも多いです。
たとえば、飲食店の割引券、スーパーの商品券、ホテルの宿泊割引などがあります。
ポイント:
投資を「楽しみながら続けられる」 実生活に役立つ特典が多い
3. 株価が上がれば売却益が得られる
買ったときよりも株価が上がったら、その差額が**利益(キャピタルゲイン)**になります。
たとえば、1株1,000円で買った株が1,500円に上がれば、500円の利益が出ます。
ポイント:
値上がり益を狙う投資スタイルも人気 経済成長に乗るチャンス
株式投資の3つのデメリット(リスク)
1. 元本割れする可能性がある
会社の業績悪化や景気後退によって、株価が下がることがあります。
最悪の場合、買った値段より大きく下がることもあります。
注意点:
短期的な株価の変動に一喜一憂しない 複数の株に分散投資するリスク管理が重要
2. 配当金・優待がなくなることも
企業の状況によっては、配当金が減ったり、株主優待が廃止されることもあります。
「今までもらえていたから安心」というわけではありません。
注意点:
安定した配当を続けている企業を選ぶ 1社だけに依存しない
3. 知識と情報収集が必要
株式投資は「買ったら終わり」ではありません。
経済ニュースや会社の決算情報などをチェックしながら、自分で判断する力が求められます。
注意点:
最初はシンプルな企業から始める 無理にすべてを理解しようとせず、少しずつ学んでいく
まとめ
株式投資は、
配当金や優待で楽しめる 経済成長の果実を受け取れる という大きなメリットがある一方で、 株価下落や業績悪化リスクがある ことも忘れてはいけません。
大切なのは、メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自分に合った投資スタイルを作っていくことです。
次回は、**「日本株市場と東京証券取引所」**について、さらに詳しく見ていきます!