
世界初の株式会社「東インド会社」
1602年、オランダで設立された**「東インド会社」**は、
世界で最初の株式会社といわれています。
多くの市民から資金を集め、大航海時代におけるアジアとの貿易を成功させ、
莫大な利益を生み出しました。
ここでは、東インド会社から学べる投資の原点と今に活きる教訓を紹介します!
1. 株式とは「みんなでリスクを分け合う仕組み」
東インド会社ができる前、船による貿易事業は超ハイリスクでした。
船が沈んだらすべてがパー。
個人や一部の商人だけでは、リスクが大きすぎて挑戦できなかったのです。
そこで、「多くの市民から少しずつお金を集めて、リスクと利益を分け合おう!」という仕組みが作られました。
これが株式制度の原点です。
現代の日本の株取引も、
投資家が企業に資金を提供する 企業はその資金で事業を拡大する 成果が出れば配当金や株価上昇でリターンを得る という流れは、当時からほとんど変わっていません。
2. 「分散」と「長期視点」が重要だった
東インド会社の出資者たちは、一つの航海に全財産をかけるわけではなく、
いろいろな航海に資金を分散投資していました。
また、すぐに利益が出るわけではないため、
長期的な視点で会社を支え、リターンを待つスタイルでした。
これは今の株式投資でも同じです。
1社だけに集中せず、複数銘柄に投資する 目先の値動きに惑わされず、じっくり成長を待つ
そんな基本の考え方は、400年以上前から受け継がれているのです。
3. バブルと崩壊もあった
一方で、東インド会社の株は過去にバブル(異常な高騰)も経験しました。
期待感で株価が急上昇 実態に見合わない値上がり 最終的に暴落
この流れも、現代の株式市場でたびたび繰り返されています。
つまり、
「株価はいつも冷静なわけではない」
「過剰な期待はいつか調整される」
という教訓も、東インド会社から学ぶことができるのです。
まとめ
株式は「みんなでリスクを分け合う」ために生まれた 分散投資と長期視点が、昔から大切だった バブルと崩壊は常に起こりうる
現代の日本株取引でも、この基本を理解しているかどうかで、
投資に対する姿勢や結果は大きく変わります。
株式投資に挑戦するなら、
400年の歴史の知恵を味方につけて、落ち着いて進んでいきましょう!