「医療職って、人と関わるやりがいのある仕事だよね」
そんなふうに思ってた時期が、俺にもありました。
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実際に現場に出てみると……患者さんと関わる時間よりも、パソコンと向き合ってる時間の方が圧倒的に長い。医師もコメディカルも、看護師も。結局みんな「書類・記録・計画書・報告書・モニタリング」に追われてる。
リハビリ職なら、実施記録・目標設定・経過記録・カンファレンス資料、あたりまえ。書類を書かなきゃ点数が取れない＝病院にお金が入らないから、現場では「書け！抜けるな！漏らすな！」の圧がすごい。
患者と向き合いたい。でも、向き合えば向き合うほど記録が溜まる。それで残業、家に帰っても気が休まらない。「今日の記録、ちゃんと書けてたかな…」って布団の中でふと思い出す。そんな毎日。
これが“人を救う医療のリアル”なのか？って、正直むなしくなる瞬間もある。
人と向き合いたくてこの仕事を選んだのに、向き合うのはパソコンとチェックリストと期限だらけの業務。
もしこれから医療職を目指す人がいるなら、「人のために働きたい」だけじゃ足りないってことを伝えておきたい。現場は、きれいごとだけじゃ回らない。
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