はじめに
「何か、刺激が欲しい」
日々、作業療法士としてレクリエーションを考える中で、ふとそう思った。
──で、向かった先が大阪・道頓堀。
結果として、ここは“ただの観光地”じゃなかった。レクのネタにも、人生のスパイスにもなる、混沌とエネルギーの宝庫だったのだ。

① カオスな看板にインスパイアされる
グリコ、カニ、たこ、フグ、道頓堀の看板たちは全力で主張してくる。
これを見て思った。「高齢者レクの『連想ゲーム』で使える!」
たとえば、巨大なカニのオブジェ→「海の生き物しりとり」へ派生。
カラフルな看板→「色をテーマにした塗り絵」なんてのもアリかも。

② 人の多さとノリの良さ=観察の宝庫
どこからともなく聞こえてくる笑い声、テンション高めの店員、ノリノリの観光客たち。
その“巻き込む力”は、レクの雰囲気づくりにも通じる。
「どうやって参加者を巻き込むか」のヒントが、自然と得られる場所。
③ 食の選択肢が“レクメニュー”のヒントに
たこ焼き、お好み焼き、串カツ…その種類の多さに迷う。
でもこれって、レクで「ご当地メニュー再現クイズ」や「見た目で当てる料理当てゲーム」にも使えるネタじゃない?
リアルな体験が、企画力に変わる瞬間だった。
おわりに
道頓堀は、見るもの、聞くもの、匂いすら刺激的。
その“混沌”を楽しむことで、普段の仕事にも小さなエネルギーが湧いてくる。
レクのネタに詰まったら、道頓堀──アリだと思う。
カオスは、発想の母だ。