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作業療法

「5月病」に効く?“あるがまま”を受け入れる森田療法のススメ|心が軽くなるヒント

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「5月病」、あなたは大丈夫?

春から新しい環境が始まった人にとって、5月は一息つくタイミング。でも同時に「なんとなくやる気が出ない」「仕事に行きたくない」「このままでいいのか不安…」といった気持ちが湧いてくる時期でもあります。

いわゆる「5月病」。

これって、心がサインを出している証拠です。

そんなとき、無理にポジティブになろうとするよりも、「あるがままの自分」を認めてあげる方法があります。それが森田療法です。

森田療法とは?

森田療法は、日本発祥の心理療法。創始者の森田正馬(まさたけ)先生は、「不安や焦りは誰にでもある。問題は、それにどう向き合うか」という姿勢を大切にしていました。

ポイントはたったひとつ。

「あるがまま」に受け入れること。

「気分が落ち込んでいる」「やる気がない」——そんな状態を否定せずに、「そう感じている自分がいるんだな」と認める。そして淡々と日常生活を送ることが大事とされています。

「5月病」と森田療法の相性が良い理由

5月病のように、環境の変化で疲れが出やすい時期には、「気持ちが動かない自分」に対して無理に変わろうとするよりも、「今はそういう時期」と受け入れる方が、かえって回復への近道になります。

森田療法は「不快な感情をなくそうとするほど強くなる」という前提に立ちます。

つまり、「5月病を治そう!」と焦るよりも、「ちょっと疲れてるだけかもね。今日はちょっと休もう」と力を抜くことが、心を整える一歩になるのです。

リハビリの現場でも役立つ考え方

私は作業療法士としてリハビリに関わる中で、患者さんが「焦らず、あるがままを受け入れる」ことで、回復が進んでいく姿を何度も見てきました。

「治らないといけない」

「前の自分に戻らなきゃ」

——そんな焦りが、逆にリハビリの妨げになることもあります。

5月病も同じです。焦らず、今の自分に優しく接することが大事です。

おわりに:旅するように、生きてみよう

人は季節の流れや環境の変化に影響を受ける生き物です。だからこそ、「心が疲れてるな」と感じたら、無理せず休むことも必要。

森田療法は、がんばるあなたにこそ知ってほしい考え方です。

心も、旅するように自由でいい。

今日のあなたも、悪くない。

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